就農体験記 新規就農を目指して

【就農研修日記】8日目

唐突に研修と関係のない話。

引っ越し前、2022年の2月中旬に楽天ひかりを申し込みし、インターネット回線工事をお願いしたのですが、未だに回線工事の連絡がこない状況。

どうも楽天の落ち度ではなく、NTT東日本の現場確認対応?が遅れているのが理由のよう。申込みからもうすぐ2ヶ月経ちますよ、NTTさん。夏までには開通させてくれるのかな(笑

ちなみに楽天モバイルの電波状況も浪江の自宅ではとても悪く、アンテナ1本あれば良い方でほぼ圏外という環境のため、テザリングすらできない状況です。仕事に趣味にネット回線はどうしても必須とのことで、今はみんな大好き「AiR-WiFi」を臨時で契約してブログ更新をしています。

AiR-WiFi、月額費用がとても安い上に、通信速度は快適でアンテナもMAXで立ってます。似たような境遇の方がいたらオススメです。

気になる方は↓ボタンクリックすると公式サイトに飛べるので確認くださいな。

まぁそれはさておき、今日は一段と冷え込んだ天気。

最高気温は11℃と、一気に早春に逆戻りしたよう。お陰でハウス内の作業は比較的快適でした(手足は冷えましたが)

今日の作業(2022.4.14)

ストックが植わっていたハウスの片付け

今日は、いつも作業しているハウスが立ち並ぶメインのエリアから、少し離れたところにあるハウスの片付け作業を行いました(育苗棟の隣のハウスで、川向にある棟です)。

前作はストックだと誰かが言っていましたが、残っている残渣を見るに、キンギョソウが植わっていたように見えます…。太い茎と根っこがあったので。これはきっとキンギョソウ。

私が研修休みであった昨日中に、他のスタッフが片付けを進めていたので、大きな残渣取りとフラワーネット、マルチの撤収が終わっていたので、残すは防草シートの撤収と、細かな残渣取りのみ。

このハウスでは、片付けをしたあと、すぐに耕耘して、施肥、トルコキキョウの定植まで進めるので、できるだけ新鮮な有機物は土に混ぜ込みたくないようです。手で残渣(残った茎や葉っぱなど)を丁寧に取っていきます。6畝あるハウスで、結構縦にも長いので広いです。そのため、一つ一つ取るだけでも一苦労。午前中いっぱい作業にあたりました。

ちなみに、通常であれば片付けのあと、耕耘して施肥をして植え付けまで、1ヶ月ほど土を休ませて進めるのが普通だそうです。研修先では非常にビッチビッチ計画立てして進めているので、このスケジュールだそう。

畝片付けの様子。残渣がいっぱい残っている

スキマ時間でトルコギキョウの定植(写真ナシ)

午前中に片付けをした11号棟については、午後一に研修先の先生が耕運機でうなってくれていますので、その間は先日定植準備した8号棟にトルコキキョウを植え付ける作業をば。植え付ける品種はいくつかありますが、今回はラビリンスという品種を植えていました。時間にして30分ちょっとかな。

NFラビリンス、とてもきれいな紫色の花をつけるので、育つのが楽しみ。

今後、研修中と実習で出会った花たちの、品種ごとの特徴をまとめたページなども充実させていきたいと考えていますので、期待しててください。

#8棟

初めての施肥。バイオ資材が臭う臭う

うなったばかりのハウスに、早速施肥を行います。

施肥設計については先生が計算して、資材名と施肥量を指定してくれるので、現場スタッフは言われたとおりに資材を計量して散布するだけ。

この施肥設計については、要勉強。勉強ノート代わりにこのウェブサイトも活用したいと思うので、こちらも今後コンテンツとして充実させたいです。

なお、今回のハウスで施肥した資材は以下の通り(数量はあえて省略)

  • アズミン苦土石灰
  • 硫酸マグネシウム
  • 硫酸カリ
  • ケイ酸カリ
  • バイオエース
  • Pefバランスアップ(荒川産業㈱)

このうちバイオエース(メーカー不明、今度聞いてみる)は、バチルス菌などの土の中の有効菌を増やして、病原菌を減らすためのバイオ資材です。

ちなみにアズミン苦土石灰は、散布直後に抵触しても苗に害が出ない石灰資材だそう。冠水で水の影響を受けて、ゆっくりと石灰が溶けていくためです。一方、消石灰、転炉石灰、サンライムなどの石灰は少なくとも2週間前に散布を終えておく必要があります

畑への散布自体は、散布用の機材をつかって手で均一に撒いていきます。ただしバイオエースやバランスアップなどの大きなペレット上の資材は、機材で撒くことができないため、手作業で撒きます。

特に重労働というわけでもないので、施肥は楽しかったです。

ただ、バイオ資材が非常に香ばしい菌の香りで、なんというか…こう鼻にこびりつく匂いでした。臭いといえば臭いんですけど、なんか癖になるような…。一日作業を終えてお風呂に入るときにも、鼻の中に香りが少し残っておりました。

肥料置き場として活用している小型のハウス内
肥料は機材を使って手で散布する方法がメイン。ただし大きなペレット状の肥料は手で撒いていきます
施肥を終えた圃場の様子

久々にMT車を運転!…は良かったもののタイヤがハマってしまった

ちなみに作業とは別の話ですが、はじめてMT車のダンプを借りて運転しました。

マニュアルを運転したのは、学生時代に広島へヒッチハイクして、お世話になった山奥のカフェで一宿一飯のお礼に農作業を手伝った際に、トラックを借りて運転した依頼ですので、かれこれ8年ぶりくらいです。

ただし運転の仕方は身体に染み付いていたので、特に難なく運転はできました。むしろマニュアル車のほうが好きなので、私用の自動車もMTにしようか悩んだくらいではあったので。

朝11号棟に作業に行く前に、荷台に載せた残渣を、畑に捨ててほしいとのミッションを受けたので、そこまで運転していったのはいいのですが、残渣置き場への車での入り方がわからず、公道から直接荷降ろししようとしたところ、見事に路肩へハマるという顛末。やらかしたー

乗り上げてはいないのですが、雨で滑りやすくなっていることもありタイヤが空回りしているようです。

見事に路肩へ後輪を突っ込んだ

下手に頑張ると溝を掘ってしまい、より脱出できなくなる可能性があったので、ここは潔く先生に連絡してレスキュー要請。

少しして駆けつけてくれた先生が「このくらいであれば出れるかもしれんな」といい、荷台をリフトアップして後輪に荷重をかけ、普通に運転で脱出する姿にただただ感心するばかりでした。

ダンプ車って荷台に荷物を乗せる前提で作ってあるので、しっかり荷重をかけることで駆動輪である後輪に圧がかかり、地面をつかめるそう

そのため、荷物を積んでいない状態だと後輪のタイヤ(駆動輪)が空回りしやすいので、荷台をリフトアップして重心を後部に傾けることで、しっかりとタイヤが接地することができるとのことです。ほえー

少し考えれば確かに分かるようなことではありましたが、なかなか咄嗟に思いつきませんでした。でも、こういった一つ一つ、現場でアクシデントや経験を積むことで、自分の中の引き出しになるのだなと実感。次あればやってみよう!(まずは次は脱輪しないよう気をつけるべき)

余談:キンギョソウを頂きました

ちなみに、先日、芽かきをしていたキンギョソウのおすそ分けをいただきました。

非常に茎が太くて、力強くまっすぐに伸びており、生命力を感じる出で立ちです。ただし、金魚のようにかわいらしい花は、繊細で優雅。存在感もあり、非常に綺麗です。

いただいたキンギョソウ。茎が太く、立派。力強さを感じる出で立ち

2週間も前にいただいた大きなマリーゴールドが、まだいきいきとダイニングで咲き誇っていたので、一緒に生けてあげました。

暮らしに花がある生活、本当に良いです。感謝、感謝。

ダイニングに飾ったキンギョソウとマリーゴールド

今日の備忘メモ

  • 通路を踏み固める際は、できるだけ平らに、しっかりと。そうしないと通路冠水の際に水が置くまで届かず止まってしまったり、台車で通路を通った際に不安定になってしまう。

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