就農体験記 新規就農を目指して

研修日記 17日目 - 2022年4月29日 -

今日の作業

  • 11号棟のみずやり
  • 3~8号棟に液肥の散布
  • 19号棟の草むしり
  • 10号棟の片付け

トルコキキョウに液肥の散布

商品名は伏せますが、放線菌の活動を活発にするバイオ資材を、定植したトルコキキョウに散布しました。

こちらは液肥なので、水で薄めて使用。株元に散布します。

この資材の匂いがまた独特で…溝のような、少し香ばしい魚介料理のような、なんとも言えない香り…

臭いには臭いのですが、どこか癖になるような。ウイスキーやワインのテイスティングノートで表記されそうな。

4号棟のトルコキキョウ、順調に成長中
定植から10日ほどで3対半にまで成長。根っこがしっかりと伸びている証拠

なお、先日定植した3,4号棟のトルコキキョウは、順調に成長を続けています。

現段階で、3対半まで展葉を確認。このまま病気にならずに育ってほしいです。

#3号棟 #4号棟 #5号棟 #6号棟 #8号棟

19号棟の草むしり

19号棟の草むしり。初めて19号棟に入ったので、どんな状況かワクワクしていたら、2月初旬に定植したトルコキキョウたちがいました。

成長の度合いは遅いようで、展葉は5~6対ほどまでありますが、一見、節が形成されていないような個体も多く見られます。

寒い時期での初期生育を経て、細かく節が詰まって成長しているようです。

19号棟のトルコは2月上旬に定植したもの。ただし成長が遅く、これからどうなっていくのか…様子を見たい

雑草の伸びも控えめ。どちらかというと、ゼニゴケが繁茂しており、葉っぱを隠すように地表面を覆っていました。

何処にでも生えるコケ、おそらく植物とは必要としている栄養素が少し違うので、保湿性を高める上では多少発生していたほうが良さそうな気もしますが…施設園芸の場合どうなのでしょうか。

10号棟の片付け

あまりの時間で、フリージアの収穫が終了した10号との片付けに入りました。

とてもキレイな花たちがまだ咲いていますが、商品として価値の高い花の収穫はもう難しいのでしょうか、全て片付けます。(販売価格と収穫の労力が釣り合わないとの判断な気もします。ちょっと聞いてみようと)

これもキンギョソウの片付けと同じで、フラワーネットを外して、残った株を全て撤去するものです。

ひとつ大きく違うのは、フリージアは球根性の植物だということ。土の中にある球根を掘り起こして再利用すれば、また花を咲かせることができます。

通常であれば球根を丁寧に保存して利用するようですが、再利用した球根からはあまり良い花が咲かないようで、今回はこのまま処分する方向に(とはいえ球根は一応保管しているので、なにかに使うのかも?)

とてもキレイな花たちを引っこ抜いてしまうのは心痛めますが、次の植え付けのためにも必要な作業です。手間なく花だけを取り除けるならば、ポプリなど有効活用できそうなものですが…でも畑に還すことを考えると、肥料としてもそれなりに役立っていそう…と考えて納得することにしました。

まだまだキレイな花を付けているフリージア。でも今日で全て片付けます
ネットを引っ剥がしている途中でのカット。花畑を無造作に進んでゆくのは少し心も痛めるが楽しい作業
フリージアの球根は一応保管。植え付ければ再利用できるが、普通に育てても良い花は付かないとのこと

今日の備忘メモ

  • 球根の保管は新聞紙でくるんで冷暗所へ。適度な湿度も必要(50%くらいか)。気温が高いと発芽するので、低温で貯蔵
  • フリージア、パキパキ折れてしまうので出荷や管理がひと手間かかるよう。販売価格が伸びないので、無理して栽培しなくても良いかも(とはいえ経験のため作付計画には入れてみたい)

-就農体験記, 新規就農を目指して
-, , , , , , , ,