就農体験記 新規就農を目指して

研修日記 18日目 - 2022年5月2日 -

今日の作業(2022.5.2)

広いハウスで支柱を立て続ける

先日草むしりをした18号棟のトルコキキョウが、おおよそ7節くらいまで成長してきました。育ってきたら、ぐんぐん茎が伸びるので、それに合わせてフラワーネットの高さを上げていかなければいけません。今日は、そのフラワーネットを支える支柱を立てる作業を行いました。

使用している支柱は、1.5mほどの長さの鉄パイプです。直径2センチくらいですかね。これを畝の両脇に、1.8m間隔で刺していきます。

フラワーネットの側面にはテンションをかけるためのエクセル線(ポリエステル素材の引っ張り線)を通しているので、ネットとエクセル線を引っ張るように、ぴんと張るように気をつけながら垂直に支柱を刺して行きます。この時、支柱はほんのすこーしだけ外側に逆ハの字となるように差し込むのがポイント。花の重みでネット内側にひっぱられるので、それに抵抗できるように刺すそうです。(ただし本当に気持ちだけ。見た目はほぼ垂直)

フラワーネットが緩んでいたりすると、トルコキキョウが育ったときに重みでネットがずれてしまいます。そうすると、茎が曲がって成長をしてしまい、商品としての価値が無くなってしまうそうです。

そのためこの作業はとても重要。適当な仕事をしてしまうと後々でとても悲しい結果を招いてしまいます。

1.8mごとに支柱を立てていきます。鉄柱を運ぶだけでも一苦労
生育の段階に合わせて、段階的に引き上げていくフラワーネット

全ての支柱を立て終わるまで、二人がかりで一日(5時間ほど)かかりました。

18号棟の畝は60センチ間隔のパイプが44本分、つまり26.4メートルの長さがあります。これが1棟につき6つ。5連投なので30畝分。1つの畝には支柱を28本立てたので、今日1日だけでも840本の鉄の棒を運んで地面に差し込んだということになります。なかなかに良い筋トレですね。

なお、花の重みに耐えるため、畝の両端に補強も加えました。

内側に引っ張られる力に抵抗できるよう、支えをつくり、両端の支柱と結びつけていきます。

両端は斜めに支えを作り、補強をする。5連棟のハウスは広く終わらない作業が続く

今日はこの作業の途中で就業時刻となったので、続きは明日。

今日の備忘メモ

  • 暖かい季節になってくれば、日中のハウス内の温度がとても高くなるので、夜間の最低温度が10度を下回ってもトルコキキョウの生育に影響はさほどないと言う判断
  • フラワーネットは12cm5連のもの。26.4mの畝には、4条植えで880株のトルコが植わっている。18号棟全部でざっくり計算26400株のトルコ。

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