今日の作業
土壌還元消毒の続き
今日は堆肥の散布からスタートしました。
先日土壌還元消毒を進めていたハウスでしたが、数日前からビニールを外し、しばらく寝かせていた状態でした。
被覆を外した直後は、ものすごくドブ臭い匂いが立ち込めていましたが(これは嫌気性細菌が活動することによる還元臭の特徴です)、しばらく酸素に当てることで匂いは落ち着きました。
還元状態から一気に酸素を送ることで、死んだ好気性細菌(病害菌)や線虫の死骸をエサに、放線菌などの有効菌が増殖していくフェーズになります。
ここで更に有効菌のエサとなるキチン質(カニガラやカキガラなど)を与えてあげることで、さらなる微生物バランスの改善を目指します。
散布したのは、カニガラと放線菌入りの堆肥。カニガラはそのままカニのカラを粉砕しただけのものなので、もうあたり一面にカニの香りが漂いました。
本当に美味しそうな魚介系の香り。パエリアやカニチャーハンが食べたくなる。
散布後はトラクターで混ぜ込みました。
別ハウスの消石灰散布
お次は片付けが終わった直後のハウスに、消石灰を散布する作業。
石灰はpHの調整のほか消毒などの意味合いも多少あります。石灰過剰にならない程度にではありますが、施設園芸の場合は土壌酸度の調整が必須なため、研修先では必ず散布するようにしているそうです。
均一に散布するために、散布機を使用するべきでしたが、すっかり失念して手作業で撒いてしまいました。
消石灰は強アルカリのため、目に入ったりすると失明の可能性もあります。多量の吸引も健康被害のもとです。
手袋とマスクは着用していましたが、メガネだけつけてゴーグルの着用はしていなかったため、反省。
次回からはもっと慎重に作業にあたりたいと思います。
ハウスの定植準備と、菊の植え付け
ハウスの定植準備の続きに取り掛かり、無事準備完了。
ダブル植え(4条植え)で菊を定植していきました。
5月末頃に挿穂した菊の苗は、しっかりと発根が進んで、根っこが育苗箱を突き抜けていました。
元気な根鉢ができている個体を植えられると、それだけで嬉しくなりますね。しっかりと根づいてほしいです。
注意事項
ここで紹介していることは、私が個人的な備忘録としてまとめているものになります。そのため、閲覧される際には下記についてご注意いただき、ご理解いただけますよう何卒お願い致します。
- ご指導いただいた研修先での確認校正などは行っていないため、内容に間違いや相違などがある可能性があります
- 随時更新にて記事を仕上げていくため、内容に空欄や不明確な記載があることがあります
- 個人的な備忘録として知識や手法をまとめているため、あくまで参考程度にご覧ください