今日の作業(2022.4.4)
研修二日目の日報。月曜から良い筋トレでした。
- トルコギキョウの防除(斑点病)
- ハウス内草むしり
- キンギョソウの片付け
トルコギキョウの防除
先日記録した、育苗棟トルコギキョウの斑点病の被害を抑えるため、薬剤の散布を行いました。
※写真撮影しそこねたので文章のみの記録
使用する薬剤は、ダコニール水和剤(1,000倍希釈)。噴霧器を使用しての散布作業です。
動力噴霧器を使用するのは初でしたが、エンジンのかけ方など、基本的な使用方法は芝刈り機と同じでした。
薬剤を散布する上で大切なのは、規定量を必ず計り、溶媒(水)にしっかりと撹拌して溶かして使用すること。これを怠ると、薬害が出てしまうそう。
また、蕾がすでに生じている個体なので、散布するのは下部のみ。商品として汚れが生じないよう配慮します
作業中、研修先の先生から教えてもらいましたが、栄養成長(伸長・肥大成長)がうまく進んでいるときは、写真のようなきれいなツートンカラーに揃うらしいです。頂端の分裂組織から新しい葉っぱが生産され、成長していくので、春に山の木々が新緑に色づくように、若い葉が薄く黄緑になります。
もしうまくこの色が出せていない場合、水分量が多すぎたり、気温が高すぎたりと、うまく成長できる環境が整っていないことになるので、記録しているデータなどを見直して理由を探っていきます。
#育苗棟
ハウス内の草むしり
育苗棟のハウス内で草むしり。
ドクダミやスギナなど悪名高き雑草が生えています。ハウスの壁際なので、水分量も多くジメッとした環境なのだろう。
#育苗棟
キンギョソウの片付け
トルコギキョウの防除と草むしりを簡単に終えたあと、本日の大半はこの作業。先週末に脇芽とりをしたキンギョソウが育つハウスですが、大半の個体はすでに、収穫済みのため、片付けを行います。
ハウスは全長がおよそ50メートル、間口が8メートル程度×3つの三連棟なので、研修先で見る中でも広いハウスです。今日片付けするのは、畝長が約45メートルの畝を10列分。
最初はフラワーネットを上げつつ、絡まった茎や葉などの残渣を取り除いていきます。
次に、フラワーネットの支柱である鉄棒を引き抜いて置き場へと運ぶ作業。支柱は1.5メートルほどの鉄棒でできており、1.8メートル間隔で刺さっています。一畝あたりの使用本数は、ざっと計算すると50本と少しなので、10畝分だと500本あたりの計算。一度に運べる数にも限りがあるので、農場内を行ったり来たり。3人がかりで作業にあたりましたが、2時間半程度はかかりました。全身の筋肉を使う良い運動でした。
フラワーネットは、絡まっている残渣に気をつけつつ、2,3列分をまとめて、束ねて保管します。
その後はひたすら残渣集め。畝に生え残っている茎や根を手で引き抜き、バケツに入れて残渣捨て場まで運び続ける時間。一本一本は非常に引き抜きやすく、リズムよく取り除くことができるので個人的には楽しい作業ではありましたが、同じ体勢でずっと作業をしていると流石に腰にきますね。
細かな残渣はこの後の掃き掃除なので取り除くので、大まかな残渣を取り除く大雑把な作業ではありましたが、今日の午後2時間で完了したのはおよそ3畝分。わたし一人で2畝近くは対応したので、直接的な作業時間だけでみると、1時間あたり45メートル程度を消化したことになります。今後の事業計画のためにメモメモ。
#17棟
今日の備忘メモ
- 同じハウスでも、東と西で生えている雑草に違いありそう?日のあたり方は東西で異なる要素だが、おそらく他要素の影響が大きいか(種子散布の浮動、土壌水分量など)
- キンギョソウ片付けの際、抜き取ったあとの土を観察すると、非常に良い団粒構造が確認された。ふかふかの土。
- ダコニールなど、薬剤の詳細まとめページも後日作りたい
- 農場で見つけた植物の記録も、まとめておきたい