日々を綴る 浪江町の暮らし

借りていた畑の片付けでおいしい収穫

福島市で借りていた畑の片付け作業

2年前ほど前に、私が「農業に興味あるから畑でいろいろやってみたいな」と知り合いに話しをしていたところ、営業先で仲良くなったオーナーから桃農家さんを紹介いただきまして、桃畑の作業手伝いなどに定期的に参加していました。

そのなかで、「1.2aほどの農地が余っているから、好きにしていいよ」と一部の畑を貸していただき、トマトやナス、さつまいも、ネギなど数十品目の作物を、思いのままに植えて育ててました。

当初は多品目栽培に興味があったため、コンパニオンプランツがどうのだの、生物循環がどうのだの、作物の育て方が書かれた本を片手に、毎日あれこれ考えて畑に向かう毎日。畑を借りた初年度は、仕事に向かう前、朝早くから畑に出向いて、仕事と両立させながら農作業を行い、妻と二人では食べきれないため、両親におすそ分けするほどの結構な収穫がありました。

昨年の夏頃からは会社のしごとが多忙になり、朝から晩まで仕事三昧だったため、畑はなかなか放置気味に…。とはいえイモやネギなど手のかからないものはしっかり実り、育ちすぎた葉物野菜はペットのチンチラのおやつにするなど、直近まで我が家の食卓(と財布)に貢献してくれた畑。

そんな畑も、2022年4月6日の水曜日に片付け。いろいろなことがつながって今の自分がいたなぁと、ある意味スタートを飾る、出発の畑でした。残渣や支柱を取り除きつつ、農機具や資材を車に載せながら、”大変お世話になりました”と心のなかで感謝の意を述べたり。

次の新天地でも、出会いやつながりを大切に、誠実に生きていきたいと思います。

そんななか、2年前に植え付けをして、ずっと何もせずに放置していたネギがありましたので、満を持して収穫。特に土寄せなどもしてなかったので根が浅く、スコップも不要で手で掘り起こしました。

ても加えずにひたすら畑に植えていたため、一本一本の大きさは太くはないですが、分結をしてかなりの本数のネギを取得。掘り起こした直後、ネギ特有の硫酸アリルの香りが漂い、真っ白で健康的なたっぷりのひげ根を確認すると、この2年間、ネギ達は一生懸命畑で生きてきたんだなとちょっと感慨深くなったり。

とは思いつつこの大量のネギ、妻と二人暮らしだけうまく食べきれるか…大量消費のレシピを考えなくてはと悩みつつ、浪江町の家まで帰路につきました。

2年間放置した大量のネギ
結構な収穫量。甘みと辛味が強く美味しいけれど、食べきれるか心配ですね

収穫したネギは早速ポタージュに

早速、収穫したネギの消費方法として、先日焚き火でつくった焼き芋が余っていたので、一緒に煮込んでポタージュに。

冬を越して、糖分をしっかりと蓄えた、ネギの自然な甘みと、

焚き火による輻射熱の効果で、しっかりと甘くおいしく焼き上がった焼き芋。

2つの味わいがしっかりと融合した、シンプルながらも栄養満点の一品です。

長ネギと焼き芋のポタージュ

材料

  • 長ネギ 適量(小8本程度)
  • 焼き芋 2本程度
  • コンソメ 大さじ1程度
  • 塩とコショウ 少々
  • 水 2Lくらい
  • 牛乳 500ccくらい
  • カルダモン お好みで

作り方

  1. 長ネギは洗ってざく切りに
  2. 焼き芋は皮を向いて、<1>と一緒に煮込む(15分ほど)
  3. 柔らかくなったら火をとめて、ハンドミキサーでペースト状に
  4. 牛乳とコンソメを投入して、弱火で煮込む
  5. 味を見ながら塩コショウを追加。お好みでカルダモンなどスパイスで風味をつける
焼き芋と一緒にじっくりコトコト
長ネギと焼き芋のポタージュ

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