今日の作業(2022.4.21)
- 川添倉庫へJA出荷用の花を届ける
- 5号棟、6号棟の手冠水
- スプレーマムの挿し穂続き
- 18号棟の除草作業
川添倉庫へ花の配達
毎週木曜の朝は、産地間交流によるJAへの出荷のため、川添にある指定倉庫へ花を届けます。
先日も記載しましたが、ここで出荷する花は企画に合わないため市場へは流通できないものの、品質は決して悪くないため地元での消費に回すものです。
今回は写真を入れませんでしたが、きれいな紫色のトルコキキョウを出荷しました。売れ残った場合処分になるので、できるだけ売りさばいておくれ、直売所よ。
なお、配達の際は、できるだけ花を丁寧に運ぶため、ダンプではなくワゴン車を使うこと。コレ、忘れない(最初ダンプで運ぼうとしてしまった)
定植後1ヵ月ほど経ったトルコキキョウへの冠水作業
5号棟、6号棟のトルコキキョウへ手冠水で水やりを行いました。様々な計器で生育状態を観察している棟なので、生育状況は良いかと思います。
写真は6号棟の様子。節は5節くらいですかね。品種はプリマラベンダーというものを植えているようです。
このくらいにまで成長したら、水やりを行う際のノズルは通常のものに切り替えて普通の水流で水やりしても、根がしっかりと土を掴んでいるので、植物が流されたりはしないです。
#5号棟 #6号棟
スプレーマムの挿し芽の続き
昨日に続き、スプレーマムの挿し芽を行っていました。
前日の作業をしたときには、葉がシワシワになりもうこのまま死んでしまうのでは?と思えるような姿をした若芽も、水をやって一晩立ったら写真の通り。葉がシャキっとし、元気を取り戻し始めていました。すごいですね。
4種4,500本の挿し芽は無事終了し、水をかけてハウス内に安置。1~2週間で発根し、1ヶ月後には定植に使うので、こまめに様子をみつつ健康な苗になりますよう祈るのみです。
ちなみに、少し話はそれますが、常々思っていることの一つに、植物の力強さに、ただただすごいなぁと感銘を受けたりしています。
自分の意志で場所を移動できない(種子散布などによる移動は除く)からこそ、その場その場の環境に合わせて、各ストレスに対応した防御機構を持っている。植物細胞の全能性(一度分化した細胞から、別組織を発生させることができる)を見ても、私達人間には敵わない能力がある。
土(栄養)と水と日光だけで、あんなにもキレイな花や、美味しい果実、有益な芳香成分などを作り出す。一つ一つの植物、花、野菜が高等な錬金術師に思えたり…
庭や畑で菜園をしているだけでも「自分は超高レベルな工場を持っていて、錬金術により美味しい作物や有益なアイテムを作り出しているんだ!」と妄想したりします。まぁあながち間違っちゃいないと思う。
18号棟のトルコキキョウの草むしり…ってすごい雑草の勢い
昼頃からは、先日通路冠水を教えてもらった18号棟の畝に雑草がはびこっているので、手での除草作業をスタートしました。
数日前に見たときよりも、雑草の勢いが増しています。特にイネ科の植物やスギナなどは、放っておくとどんどん成長し、トルコキキョウの生育を邪魔してしまうので、こまめに除草してあげるのが良いです。
ちなみに生い茂っている10箇所を除草するのに費やした時間は2min23secでした。一方であまり草が生えてないところは、0~5secくらいで草を取り除けるので、平均すると10個体分の除草に費やす時間は、1~2minくらいでしょうか。単純計算で、20000本/10aのトルコを植え付けた場合、この除草作業を1回行うだけでも2000~4000分≒30~70時間、つまり一日8時間労働で、4~9日はこの作業だけに費やすことになります。
実際には本数を限ったり、作付け時期をずらしたりして作業が偏らないように計画立てをしますが…一つ一つの手間を見直して、効率よく作業を進めることがいかに重要になってくるか。まさに塵積の工夫が必要だなと思ったり。
今日の備忘メモ
- 植物の系統分類について、共生菌・病害菌との関係に着目した系統図を調べたい
- 日常で出会った生き物や植物を図鑑としてまとめる。出会った場所や季節も記録してブラッシュアップしていきたい
- セイアドリアの茎がしっかりと太く、水分量が多かったため手折やすかった。これは品種差によるもの?